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強風コンディションでの軽量チームへの10のヒント

PMJ

snipe today の記事を日本語に意訳しました。今後も面白い記事があれば訳していこうと思います。

原文↓

http://www.snipetoday.org/articles/technical-experts/tuning/10-snipe-tips-for-small-teams-in-big-breeze/



(写真提供:Matias Capizzano)


キャロル・クロニン著

キム・クーランツと私は、強風レガッタとなった2021年のスナイプ北米選手権でオージーディアス/バービーブロトンと3位タイになったことを非常に誇りに思っています。私たちはセーリングウェイトが280ポンド(127キロ)なので、強風は常に挑戦です。春と夏のほとんどが軽風コンディション(そしてさほど多くのレガッタはない)の中、10年間の強風スナイプレッスンを実践できることは素晴らしかったです。


最終日は22ノットのパフと12ノットのラルが見られました。これは、自然の波とパワーボートの引き波がぶつかる様なことがなくても困難な日でした。コースはダブルトライアングルでフリートの2/5ほどの順位でスタートしました。マイアミのベテラン勢を完全に捕まえることはできませんでしたが、後続艇とは大きな差がありました。スナイプクラスの最も優れた点の1つは、速く走る方法をみんなが喜んで共有してくれることです。ここでは、先頭艇団に食らいつくのに役立つ10のヒント(クローズホールド5つ、リーチング5つ)を紹介します。


クローズホールド:感覚を良くする

30年間スナイプ級でセーリングをして変わらないことが1つあります。それは、ハイクアウトをするほど、速く進むことです。とはいえ、ハイクアウトをするだけでは、速く走ることはできません。スピードが遅く、波に叩かれているように感じる場合は、何かを変えてください。セットアップを良くすることで、艇は活気に満ちてプレイフルになります。リグのテンションを変えることは最も当たり前のセットアップの変更ですが、レース中に試すことができる他のいくつかの方法があります:

1. ウェザーヘルムが強すぎる場合は、ジブをより強くトリミングします(リードを外側にするか、後方に移動するか、またはその両方が必要になる場合があります)。

2. 通常よりバウダウン(ドライブ)して、ボートを前方進ませ続けます。風が強すぎると高さを優先できない(ピンチングできない)場合があります。

3. メインセールをブレードアウト(浅く)するために、より多くのバング(およびカニンガム)を引いてください。

4. ジブハリヤードを0.5インチ(12.5mm)緩めてください。これを「魔法のセッティング」と呼びます。アップウィンドグルーブ(ラフをサギングさせてクローズホールドで走れる角度の幅)を広げ、艇を「はねる」様に感じさせるからです。

5. トラベラーをドロップし(緩め)ます。


リーチングで悟りを開く

船にたくさん乗ることは、リーチングを速く走るための最良の方法ですが、どれだけの経験を積んでも、最終目標は同じです。ボートスピードを保ち、セールのパワーを処理できる最大値に絶えずトリムします。


最大の問題は常に:いつランチャーアップするか?です。私が最初にスナイプに乗り始めたとき、(強風時に)トライアングルコースが採用される理由は、安全のためランチャーアップを避けるためと理解していました。現在、すべてのトップチームは、艇のプレーニングを維持するのが簡単であるため、タイトリーチを除き常にランチャーアップをしています。しかし、それはしばしばあまりにも大きな犠牲で潜在的にも危険です。


1. 次のいずれかの場合は、間違いなくランチャーアップする必要があります。

  • プレーニングを維持することができない

  • サーフィングするために理想的なコースより上ってパワーを付ける必要がある

  • 見かけの風が90度(またはさらに後方)


2. ランチャーアップの際のジブのセットを最適化するには:

  • スキッパーとクルーの両方の準備ができていることを確認してください

  • ジブハリヤードを2インチ(50mm)緩める

  • ポールが完全に出るまで、少なくとも10度はベアします

  • ジブシートをカムして、リーチングフックに掛けます

  • 理想のセーリングアングルに戻って、ライドをお楽しみください


3. ウィスカーポールが上がると、ジブハリヤードには巨大なパワーがかかります。艇が減速し始めた、またはリーヘルムを感じる場合は、ハリヤードを緩めます。オーバーパワー、またはより上って走る必要がある場合は、ハリヤードを引いてください。 1インチ(25mm)程度の調整でも、大きな違いが生じます(ジブシートを調整するよりもはるかに簡単です)。


4. 必要に応じて、さらにバング(および/またはメインシート)を引いてパワーをつけることもできます。


5. クローズホールドでのボートの速度は重要ですが、リーチングでスピードを維持することで、他艇に対して大きなゲインを得ることができます。そしてそれが楽しいところです!


常に学ぶべきこと

スナイプを速く走らせる方法はたくさんあり、誰もが独自のセーリングスタイルを持っています。軽量チームでもボートを上手くセットアップして調整を続ければ、体格の大きなチームとも競うことができます。スナイプでセーリングした11年間から私が学んだ教訓のいくつかが、あなたの強風コンディションでのレースにも役立つことを願っています。その間私は、次の強風の日が待ちきれません。スナイプでは、トリムできるロープが非常に多いため、学ぶべきことが常にたくさんあります。

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