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470級マストの前後位置の簡単で正確な測り方

船をセッティングするときマストの前後位置を測ることはよくある事だと思います。 よくトランサムの水抜き穴のところにメジャーを引っ掛けて測っている人を見かけます。でもこの測り方をするとメジャーが曲がってしまって正確には測れません。細かく言えば本来ならばベースラインに対して並行に測らなくてはならないので現実的ではありません。 実は簡単で正確な測り方があります。 用意するものは、 1. 鉛筆 2. 小さい定規 これだけです(笑) まずマストステップが乗っかっている、キールに沿って取り付けられている四角い凸(キールソン)の側面を触ってみてください。 爪が引っかかる程度のキズが縦に一本ついています。そのキズ付近を鉛筆でグチャグチャとすると見えやすくなります。 このキズはトランサム後面から正確に3055mmのところについています。 あとはマストの背面からキズまでの距離を足せばマストの前後位置になります。 写真では右側の縦線(3055mmのキズ)からマストの背面(左の印)の距離が45mm なのでマストは3100mmに立っていることになります。 3055mmの位置に印をつけることはルールで決まっているので全ての船についているはずです。 ぜひこの方法で測ってみてください!!


マスト背面を延長して印をつける

船についているケガキ線(トランサムから3055mm)からの距離を測って足し算をする

写真の場合は3055+45=3100mm

トランサムに引っ掛ける測り方はまっすぐに測れない上再現性が低い


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