全日本インカレも終わり、これまで先輩が乗っていた新しい艇に乗り変わった人、冬練習用の古い艇に乗り替わった人が多いと思います。
これを機に今自分が乗っている艇を見直し、長く乗れるようにするため消耗部品の交換やその他部品の点検等を行ってみてはいかがでしょうか?
今回は見た目から分かりにくい消耗部品や日常的にしなければならない整備について書いていきます👉
消耗部品
ガジョン用ブッシュ
工場に修理などでやってくる艇を見ていると、艇体側のガジョンにシングルブレードのストランド(シングルブレードのロープから1本引き抜いたもの)でがた止めをしているケースが多く見られます。
ここには専用パーツとしてガジョン用ブッシュというものがあり、オンラインショップで販売しています。値段も1つ100円と安価です✋
このパーツを付けることにより、ラダーのがたが無くなるだけでなく、ストランドでがた取りをした時にで起こりやすいがたを取りすぎてラダーが動きにくいなんてことも無くなります。使用頻度が高いと擦れてガタつきが生じるため、交換の目安になります💡
穴が12mmのもの専用となるのでしっかりと確認してくださいね👌
※2021年以降の現行のモデルではブッシュレスの設計になっているのでブッシュの取り付けはできません。
12mm穴のガジョン
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ピントルのRピン、ネジ
ピントル下部にRピンを入れる穴が、ピントル上部には艇体側のガジョンにはめ込む小さいネジが付いています。ここにきちんとRピンとネジが付いていないとピントルが抜けて艇が壊れてしまう可能性があるので、しっかりと確認しましょう👌
Rピン
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ノンスリップテープ
新品を買っても1年〜1年半くらいでグリップが効かなくなったり端から剥がれてきたりするのでそのタイミングが交換の目安になります👌
交換した方が良い剥がれたノンスリップテープ
PMJオンラインショップで販売している3種類のノ
ンスリップテープについて紹介します✋
💡新商品
PMJオリジナルノンスリップテープ
2000mm×100mm 厚み2mm 1990円(消費税込)
(1艇分=本商品2セット=3980円)
EVA(ポリエチレン製)素材のPMJオリジナル発泡ノンスリップテープです。
ウェアが破れにくく、しっかりとグリップしてくれます。テープ自体の厚みがあるため、写真のように貼った後シリコンで段差を埋めるとより剥がれにくく使えます。写真のように貼る場合は1艇辺り2本必要になります。
オリジナル商品のため、他商品に比べ安くお買い求め頂けます👌
個人的な使用感としては、滑らかで柔らかい素材のためウェアが破れにくく、かつしっかりグリップ力があるのでこれまで使ってきたノンスリップテープの中では1番使い心地が良かったです🙆🏻
シリコンでテープとデッキの段差を埋めるとより剥がれにくくなり長持ちします。
強力なテープを使用しているため、剥がれにくいですが剥がしにくいという特徴もあります。
PMJオリジナルノンスリップテープ 貼り付け例
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HARKEN MARINE GRIP
1000mm×51mm 厚み1mm 1595円(消費税込)
(1艇分=本商品約4m=6380円)
ピアソン新艇に付いているノンスリップテープ。
シリコンのような素材で水に濡れても滑りにくく、滑らかな触り心地でガンネルに貼っても高価なマリンウエアのお尻が破けることはありません。
個人的な使用感としては、とてもグリップ力が強く、トラッピーズに出ている時も滑りにくいです👌
グリップ力があるが故に引っかかって剥がれやすかったり、交換する際には他商品に比べて少し大変でした。
HARKEN MARINE GRIP 貼り付け例
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3M セーフティウォーク タイプC
1000mm×100mm 厚み1.2mm 1650円(消費税込)
(1艇分=本商品約4m=6600円)
最もメジャーなディンギーノンスリップテープ。
ほとんどの人がこのノンスリップテープを使ったことがあるのではないでしょうか。
個人的な使用感としては、滑りにくく剥がれにくいので迷ったらこれといった感じです👌
表面がザラザラしているのでマリンウェアのお尻が破れやすくなる点には注意が必要です。
3MセーフティウォークタイプC 貼り付け例
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クリート
カムクリートはカムバネさえ交換していれば一見消耗しないように見えますが、使用によりカムのギザギザ部分が削れてカムしにくくなってしまいます。
クラムクリートは使用によりシートに食い込むギザギザ部分が削れて無くなり、カムしたのにシートが出ていってしまったりします。
古い艇の場合は削れている場合が多いのでしっかり確認し、交換しましょう👌
消耗しきっているクラムクリート
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HARKEN#471 カーボカムクリート
Clam Cleat レーシングジュニア
ジブハリシーブ
キュルキュルと変な音を立ててテンションを入れている船をたまに見かけます。
こういう場合は大体マストに付いているジブハリのシーブが回っていないケースが多いです。
元々マストに付いているシーブは樹脂製で、これも使うにつれて削れて消耗していきます。シーブが削れすぎるとワイヤーがシーブの横側に入り、動かなくなることもあります。また、しっかりと洗えていない時もシーブがビクともしないくらい回らなくなる時があります。マストダウンをした時にしっかりマストを洗ったり、その時に自分の艇のシーブはきちんと動いているのかをしっかり確認し、早めに交換しましょう。
現在私が乗っている艇には、ベアリングシーブをつけてみたのですが、シーブの回りが良いためテンションも軽く引けてワイヤーにも優しいのでオススメです👌
ただし、樹脂製やアルミ製に比べるとやや高価です。
ベアリングシーブ
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まとめ
今回紹介した消耗部品は定期的に変える必要のある部品です。きちんとチェックして交換していればレースでのトラブルは防げます。
乗り納めの時などに全員でチェックしてみてくださいね👌
PMJオンラインショップでは2万円以上お買い上げの場合送料が無料になります。あと少しで2万円なのに!という場合はマーキングテープやショックコード、Rピンなんかを購入してみてはいかがでしょうか💡
次回は日常整備についてブログをまとめようと思います👌
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