新型ピアソン470(G-1)~軽風域のチューニング
- PMJ
- 7月7日
- 読了時間: 2分
更新日:7月8日
吉田愛選手より、新型ピアソン470(G-1)、軽風域のチューニングについてまとめてもらいました。
軽風域でより早く走るために是非参考にしてみてください。

G-1モデル シリアル0134S以降 (2025〜)
| 2−5ノット | 4−6ノット | 5−7ノット | 7−10ノット |
クルー乗艇位置 | 下デッキ | インデッキ | オンデッキ | トラピーズ |
マストステップ | 3075-3080 | 3075-3080 | 3085-3090 | 3085-3090 |
サイドテンション | 35-36 320kg | 同じ | 同じ | 同じ |
レーキ(±10mm) | 6780 | 6780 | 6780 | 6780-6750 |
ベンド(±5mm) | 85 | 80 | 75-80 | 70 |
プラー | N(ニュートラル) or -1発 | N | N | N or 1発 |
細かい説明は前回の記事でも紹介してますのでそちらを参照してください。
ラダーセッティング
ラダーの前面部(リーディングエッジ)とガジョンをつけているトランサムが並行から若干ラダーが前に振ってある状態にセットする。吉田艇は常にラダーの振り角が1,2°前に設定されています。(好みがあります)
前に振りすぎるとラダーが軽くなりすぎてヘルムを感じにくくなります。
ヘルム感の違い
ピアソンG-1(2025〜)はL-0(2021〜2024)に比べ、ヘルムを感じやすくなっている。
そのため、軽風でパワー(ヘルム)を感じた場合はしっかりと体を使ってヒールを抑えてあげることによりヘルムをコントロールすることが大切になってきます。
メイントラベラーのセッティング
メイントラベラーを使用して、セール(ブームエンド)を適切に真ん中に移動させてください。この状態からメインシートを引くと、ブームがさらに内側に入ってきます。そのため、ブームエンドの位置が軽風時の上り角度に影響を与えることを意識して調整を行ってください。
ワンポイントアドバイス
マストステップの調整が難しい場合、マストヒール側面をペーパー#60で少し削ると、スムーズに調整できるようになります。※削りすぎないように注意してください。
また、マストステップ用のファストピンを使用することで、ピンを抜き差しするだけで簡単にステップの移動が可能になり、調整がさらにスムーズに行えます。

吉田艇のアフトプラーは、玉のサイズが細かくなっており、より細かい調整が可能です。
※クラスルールを確認し、ルールに適合した範囲で調整を行ってください。





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