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PMJ

古い型式のスナイプを改造する-3

29300番代の船がオーバーホールのために工場にやってきました。

トラベラーシステムや、ジブリーダートリムシステムの新設などをしていくのですが、デッキレイアウトが最近の船とは異なるので、同じような船に乗っている人の参考になればと思い今回のブログを書きます。

前回は→【 https://onl.sc/ijgm3Lj 】トラベラーの艤装についてでした。

今回はジブリーダーの艤装を紹介します。


この船はもともとステンレス製ピンストップ式のジブリーダーがついていました。現在ではこのパーツは廃盤になってしまったようで、新しいものはなかなか手に入れることができません。

今回はピンストップ式から上側トリムシステムに変更します。

ピンストップ式はセーリング中にリーダー位置を変更しようとしても、

①クルーが下側まで手を伸ばして位置変更する。(→ヒールトリムが疎かになる)

②ハイクアウトしながら上側を変えておいてタックしたら、反対の上側を変更する。(→タックするまでジブの形が変わらない)

と言った方法しかありません。これでは競った状況でトリムができません。

上側トリムシステムをつければハイクアウトしたまま下側のリーダートリムができるので非常に便利です。

トラベラーの時と同じ写真ですが着くとこんな感じです。

パーツを図解するとこのようになります。

図では片舷分のパーツが書いてあります。

ここで使っているパーツは全てPMJのオンラインショップで購入可能です。たとえショップに表示されていなくてもご連絡いただければすぐに載せることができますので、もし必要であれば是非ご活用ください。

このシステムでは2回の1/2テークルがあるので合計1/4テークルのシステムになります。

図の破線はデッキの下(表からは見えない場所)に付くパーツですが。16mmアイストラップブロック#442はデッキ裏面に取り付けています。こういう場合の綺麗な取り付け方があるのですが、これについては次回書いていきます。

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