top of page
  • PMJ

スナイプルール変更【2023~】

↓ソース 【snipetoday】

https://www.snipe.org/rules-proposal/


スナイプクラスのクラスルールは

当ブログ 【セーリングのルールについて https://onl.bz/5sUiWQj

でも書いているように他のクラスとは異なるプロセスでルール変更がなされています。

下の図にあるように毎年一年間をかけて新たなルールについて公に話し合い、翌年の1月1日から承認されたルールが施行されます。

昨年一年間を通して話し合われたいくつかのルールがこの1月1日より効力を持ちました。

今年のルール変更はクラスルール上の表記の仕方、RRSとの整合性、矛盾の解消、ダガーボード、ステーアジャスターについてです。

Constitution等についての変更もありますがセーラに影響がありそうなルールの一部を紹介しますので是非参考にしてください。


今年のルール変更は下の図の赤線部分が"Passed"になっているものです。

変更になるルールの日本語訳です。

22-01 会則-選挙

22-02 会則-一般

22-03 規則

22-05 フリート

22-08 RRS

22-09 個人浮力体

22-10 風見

22-12 センターボード流れ止め

22-13 艇製造年とリギン製造年

22-16 シュラウドアジャスター


以下セーリングに関わる部分のルール変更の解説です。


22-08 RRS

現行クラスルールC.1.1(a)の文を削除(C.1.1(b)が繰り上がって(a)に変更)

→RRSに 50.4 という項目がなくなったため。


22-09 個人浮力体

現行クラスルールC.3.1の文章にある"ISO12402-5 (Level 50 Newtons) " の"Newtons"を削除

→表記が間違えであるため。


22-10 風見

C.5.1に

6) 任意の機械式風見装置

7) 任意のテルテール

を追加

→これまでは1) タイマー、2) コンパス、3) 角度と時間のみ表示する複合機能コンパス、4) スペアパーツ(ブロック、シャックル、ロープ、ナイフ、ドライバー、笛などの工具、5) コンパスブラケット 以上のものしか乗せることができないルール表記になっていたため、明確に許可するため。


22-12 センターボード流れ止め

C.8.4(a)(5)の文章を変更(赤文字部分が新たな記載)

艇はセーリング中(ごみや藻を取り除くための短い時間を除いて)ダガーボードと艇体が1本のセーフティーラインでつながっていなければならない。セーフティーラインは直径4mm以上の調整不可能なものでなければならない。伸びないロープが推奨される。任意の結び目やロッキングスプライスは調整不可能でなければならない。結ぶ場合は調整不可能になるように縫い、余りが出ないようにロープを切らなければならず、ダガーボードケースの任意の場所に取り付け、金属製シャックルもしくはカラビナを用いてダガーボードのストッパー下部に直接取り付けなければならない。ロープ中間に結び目を作ることは認められない。最小径1mmのワイヤーの使用は認められる。

→今までのルールの表現ではこの後の画像に出てくる結び目のように規制ができないシチュエーションが出てきたため、明確に禁止にされた。

以下説明に用いられていた図

↑は良い例。 結び目の調整の余地がない。

↑スプライスでカラビナを繋ぐ場合は左のように遊びがなく、調整ができないことが求められる。右のようにスプライスの輪っかが大きい場合は調整の余地があるので、縫って調整不可能にしなければならない。

↑ダガーボードケースに取り付ける方のロープの結び目を大きくして(画像左)、計測後に小さな結び目(画像上)に変えている例。ここも調整不可能にしなければならない。

画像右下は変更前のルールではルールの抜け穴になっていた例。ルールではカラビナ等に結びつけたロープの余りを切ればOKとされていたため、結び目を大きく作って、後に小さく結び直してセーフティーラインを長くすることが可能だった。


22-13 艇製造年とリギン製造年

C.9.2(d)、(e)、(f)、(g)の文章の修正

これまでは

【〇〇年○月○日以前に製造されたマストは○○の規則を適応する】

のように書かれていたが、古い船に新しいマストを長さをカットして載せ替えるときのために、

【〇〇年○月○日以前に建造された船に取り付けるマストは〇〇の規則を適応する】

と書き換えられた。

→表現を正しくするため。


22-16 シュラウドアジャスター

C.9.3 の文章の変更

(i) リギンリンクとリギンスクリューはレース中調整してはならない。リグに張力がかかっている状態で手動で調整が可能なシュラウドアジャスターの使用は認められない。

→もともとクラスルールC.9.6で【レース中にシュラウド(サイドステー)の長さを変更してはならない】というルールがあるが、特に近年使用が増えている"Blue Wave"製ターンバックルはリグにテンションがかかった状態で(クローズ帆走中でも)長さ調整(ピンアップ、ダウン)ができてしまう。このような製品の使用を認めないことでクラスルール違反(ズル)をする余地がなくなり、フェアなレース運営が可能になる。


以上のようなルールの変更点がありました。

最後の特定のシュラウドアジャスターの使用を禁止するルール変更は若干残念に思います。

強風や波の高いコンディションでも、簡単に素早く長さの変更ができるので、沈するリスクが減り、仮にしてしまってもサイドステーを船から外さないのでマストが折れてしまうリスクなくチューニングを変更できるので、とても安全な装備だったのですが、、、ルール違反をする人がそれだけ多いということでしょうか。ルールを守らずズルをしてついた順位では心の底から喜べませんね。

何はともあれ、今年はとても多くのルール変更がありました。変更の詳細を自分でも調べて、いつも乗る船の確認をしてみましょう。


↓この記事も是非チェックしてみてください。

420クラスルール変更【2022/12/1~】

https://onl.bz/1za64Zq


※この記事はルール変更があったことを少しでも多くのセーラーの皆様にお知らせすることを目的に、独自に翻訳、ルール解釈を行っています、英語の翻訳ミスや解釈の間違え等の可能性がありますのでルールはご自分で読み、必要であればメジャラーに確認を必ずしてください。



閲覧数:640回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page