新艇ご注文に関するTips
新艇をご購入いただく際のちょっと気にしておいたほうが良いポイントをいくつか上げておきます。
●発注してから艇の完成まで最低3ヶ月
船を作るためにはそれなりに準備が必要です。
どの船を何艇どこに納品するのか?艤装はどうするのか?誰が支払いをするのか?併せて注文する物品はなにか?様々な条件を決定してから売買契約を結びます。
通常この売買契約が結ばれてから最低約3ヶ月かかると考えておきましょう。もちろんそのときに入っている他の注文との兼ね合いもあるので前後することもあります。
売買契約を結ぶ前の準備の時間が意外とかかるものです。また部ではすぐに新艇を購入するつもりだったのに大学の手続きに手間取ってしまう、、、なんてこともあります。
早めにご連絡をいただけるとこちらも準備ができますし、もしかするとアドバイスできる点もあるかもしれません。
●注文が集中する時期がある
PMJ製ヨットを購入する大半は学連所属の大学ヨット部です。学連所属の大学ヨット部は9月下旬から11月上旬に地区大会、全日本大会が行われます。その後冬の時期に学生同士が新学年のスケジュールを立て始め、部の方針などを決めてから新艇を発注することが多いです。
このスケジュールで発注をすると、早いところで3月ごろから注文が入り始めます。
この注文ラッシュの初めの方で注文できれば6月ごろから新艇に乗ることができますが、他の方からの注文も重なる様に入ってきてしまうので、注文が遅れるとレースシーズンの夏に間に合うかどうか?!といった様にほしいタイミングで新艇が来ない、ということにもなりかねません。
また他にも、学校/団体の都合で【年度末に納品が完了しないといけない】といった場合もあります。もしその様な場合も、他の学校/団体も同じ条件の場合がありますので、注文が重なりがちです。
必要なタイミングで艇がなければ後悔することもあるかもしれません。早めに動くことが大切です。
●PMJの工場は温度/湿度管理されている
【どの時期でも同じ】
よく【空気が乾燥している冬に作った船は良い、逆に湿度の高い梅雨の時期に作った船は良くない】なんて言われますが、PMJの工場は空調管理されているので大きな違いはありません。
また、製造過程で使用している樹脂の硬化を促進するために電気炉の中に入れて艇全体に熱をかけています。
更に、同じ樹脂でもその時期の気候に合わせて配合が異なります。これによって気温の高い夏でも、寒い冬でも均一に硬化するようになっています。ですので発注時期による艇の性能差は気にする必要がありません。
●見積だけでは注文にならない
見積は金額の目安を示すだけのものです。一度見積を出したあとでもキャンセルや内容の変更などは当たり前です。そういった意味でもまずは見積依頼をしましょう。
ただこれだけでは船はできて来ません。必ず発注の意志を示してください。そうしたら売買契約書をお送りしますので、署名、捺印をして送り返してください。ここまで来て初めて購入が決定します。
●わからないことはお気軽にお問い合わせください
船を買う注文をする人なんてこの世に1%もいないでしょう。わからなくて当然です。
その割に決めないといけないことはたくさんあります。「艤装はこんな感じがいいな」って思っている人もいるでしょう。時間に余裕がある時にご相談いただければ大体の希望は実現できます。何よりも早めの相談をお願いします!!